ビジネスミッションの派遣
太平洋島嶼国との貿易、太平洋島嶼国への投資などにご関心のある日本の企業の皆様と現地を訪問、ビジネスチャンスに繋げていただけるようサポートいたします。
ビジネスセミナーの開催
太平洋島嶼国とのビジネスを身近に感じていただけるよう、現地の最新情報などをお伝えするセミナーを開催しています。
展示会への出展
貿易関連の展示会で太平洋諸島から招へいした輸出希望企業をご紹介するほか、観光関連の展示会で太平洋諸島の旅の魅力をお伝えしています。
資料の発行
太平洋島嶼国と日本との貿易・投資・観光に役立つ各種資料を発行しています。
出版物一覧はこちらをご覧ください。
展示室の開放
事務所に併設の展示室にて各国の輸出希望製品がご覧いただけるほか、ご自由にお持ちいただける観光資料等をご用意しています。
ご利用可能な時間は下記オフィスアワーに準じます。
所長挨拶(2025年新年ご挨拶)
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、皆様方にPICの諸事業をご支援頂き、あらためて御礼申し上げます。
本年も、当センターのミッション遂行にむけて、ベストを尽くして行きたいと思っておりますので、引き続きサポートのほどを宜しくお願い致します。
さて、日本は長い年末・年始休暇となり、日本海側の豪雪を除いては、比較的良好な天候に恵まれ、また政治・経済を巡る動きも小休止する等、穏やかな新年の幕開けになった様に感じます。
一方、太平洋島嶼国では、12月17日にバヌアツ首都ポートビラ西方沖で発生した地震で、約8万人が被災、死者16名、負傷者200名以上の大きな被害が発生し、災害復旧作業が始まったばかりです。クリスマスイブには、トンガの新首相が交代し、ニューカレドニアでは多数の閣僚が辞任する等、緊迫した年明けになりました。
更に本年の先行きに眼を転じれば、米大統領にトランプ前大統領が返り咲き、米国の経済・外交政策が転換するであろう事は、太平洋島嶼国の動静にも少なからず影響を与えることになるでしょう。特に島嶼国の関心が高い気候変動対策の後退が懸念されます。
斯様な国内外の情勢のなかで、PICは、”Pacific Discovery Project”として取り組んでいる補正予算事業の一環で、新年早々、世界最初のキリバスの初日の出をライブ発信し、また、ツバルの現地取材動画を掲載しました(https://pic.or.jp/tourism_info/10044/)。本年は、コロナ禍後の経済復興途上にある島嶼国の主要産業である観光分野の支援に向けて、様々な事業に着手して行く予定です。
また、貿易・投資分野においては、近々発刊する「太平洋島嶼国貿易・投資実態報告書」(仮名)を踏まえた日本と太平洋島嶼国間のビジネス促進に向けたプロジェクトに、積極的に取組んで参ります。2月に予定していますバヌアツ経済・環境ミッションは、レビュー中ですが、3月にはFOODEX Japan 2025に5か国の島嶼国企業を招聘致します。また、新たに立ち上げたビジネスマッチング・プラットフォーム”JAPAN-PACIFIC e-Business” (https://picebiz.com/)は、機能性を高めるべく、コンテンツの充実を目指します。
さらに、各分野の諸事業に取り組むに当たりましては、日本・太平洋島嶼国の民間企業様を中心に、あらゆるステークホルダーの方々と密な連携を取らせて頂きたいと思っています。
PICは、来年、設立30周年を迎えます。これを一つのマイルストーンとして、PICのミッションである「日本と太平洋島嶼国間の貿易・投資・観光促進を通して島嶼国の持続可能な経済発展に貢献する」との原点に立ち返り、太平洋島嶼国を取り巻く状況を注視しつつ、両地域間のビジネス発展に粘り強くチャレンジして行く所存です。
本年も宜しくお願い致します。
2025年1月6日
国際機関 太平洋諸島センター
所長 斎藤龍三