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ミクロネシア連邦ナン・マドール遺跡が世界文化遺産リストに登録

トルコのイスタンブールで開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、15日、ミクロネシア連邦ポンペイ州にある「ナン・マドール:ミクロネシア東部における中心的祭祀場」(ナン・マドール遺跡)の世界文化遺産登録を決めました。
ナン・マドールは、12世紀頃に建設されたシャーウテール王朝(14世紀頃まで支配)の中心地であったと言われています。総面積40平方メートルの92の人工島から構成されており、伝承によると行政、儀礼、埋葬などそれぞれの島で機能分担していたとのことです。またこれらの伝承や遺物の検証から政治・宗教の拠点となる水城であったとも考えられています。今回、同遺跡は世界文化遺産に登録されると同時に、危機遺産にも登録されました。
ナン・マドール遺跡の登録により、PICの管轄する14か国における世界遺産の数は8件(自然2、文化5、複合1)となりました。

《参考:太平洋諸島フォーラム加盟島嶼国の世界遺産》
【自然】
・東レンネル(ソロモン諸島、1998年)
・フェニックス諸島保護地域(キリバス、2010年)
【文化】
・クックの初期農業遺跡(パプアニューギニア、2008年)
・ロイ・マタ首長の領地(バヌアツ、2008年)
・ビキニ環礁核実験場(マーシャル諸島、2010年)
・レブカの歴史的港町(フィジー、2013年)
・ナン・マドール:ミクロネシア東部における中心的祭祀場(ミクロネシア連邦、2016年)
【複合】
・ロックアイランド群と南ラグーン(パラオ、2012年)