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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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AIによる自律型兵器革命に反対する立場を表明(パラオ)

パラオは自律型兵器革命に反対する立場をとり、殺傷力のあるAIを利用した戦争への慎重な姿勢を求めた。Uduch Sengebau-Senior副大統領兼法務大臣は、インド太平洋安全保障会議で、小島嶼開発途上国のデリケートな生態系と独自の脆弱性について語り、「殺人ロボット」を導入する前にリスクを徹底的に評価するよう呼びかけた。自律型兵器システムに関するインド太平洋地域の将来像に関するマニラ会議でのスピーチで、Sengebau-Senior氏は、戦場での死傷者以外にも懸念材料があることを強調した。「私たちの経済は、海洋生物の生存環境と密接に結びついている。自律型兵器は、この脆弱なバランスに明らかな危険をもたらす。」と述べた。演説では、自由連合協定に基づくパラオの防衛における米国の重要な役割を認めるとともに、海上警備や不発弾処理における日本、オーストラリア、ノルウェーの支援を称賛した。「安全保障に必要なのは、強力な武器だけではない。信頼を築き、資源を共有し、過去の傷を癒すことも同様に重要だ」と述べ、インド太平洋とそれ以遠の戦争の将来について、より広範な対話の必要性を強調した。(Radio New Zealand/DEC20, 2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/505198/palau-makes-stand-against-autonomous-weapons-revolution