太平洋地域の指導者たちは12月3日、この地域の繁栄のために「革新的なパートナーシップを構築する」ことを求める "大胆なビジョン "を発表した。この「Blue Prosperity」イニシアティブは、海洋保護、人々の健康、そして金融へのアクセス確保という3つの目標に焦点を当てて構成されている。
このイニシアティブの大きな特徴は、慈善団体や民間セクターが資金を提供できることだ。ベゾス地球基金のSteer最高経営責任者兼代表は、12月3日に開催されたこのイニシアティブの発表会で、10万米ドルの寄付を約束した。地球環境基金もまた、1億2,500万米ドルの追加拠出を発表した。
太平洋諸島フォーラムのプナ事務局長は、この提案は、特に海洋管理と保全のために、太平洋が資金を生み出す新しい方法を創出するだろうと述べた。また同氏は、民間企業は環境対策に貢献することに大きな関心を寄せていると述べ、「私たちはこの機会を逃すべきではない。私たちはこの機会を受け入れ、私たち自身の条件で(資金を)受け取ることが重要だ。」と語った。
太平洋地域の指導者たちは、気候変動資金が不十分で利用しにくいと見ており、長い間批判的であった。事実、現在、太平洋全体で気候変動への適応に費やされているのは、毎年2億米ドルにも満たない。パシフィック・コミュニティのパートナーシップ担当ディレクターLyons氏は、気候変動資金や開発資金について、座って話すだけでは十分ではなく、起業家精神にあふれ、革新的でなければならないと説く。結果的に今回、潜在的な投資家にとって非常に魅力的なイニシアチブを開発し、2億2500万ドルのコミットメントを得ることが出きたのだ。
このイニシアティブは、火曜日(ドバイ時間)からCOP28で署名が開始される。(Radio New Zealand/DEC05, 2023)