パプアニューギニアの首相に、ジェームズ・マラペ氏が無投票で再選された。マラペ氏は、不正選挙、広範囲に及ぶ暴力、それによる死者、国中のインフラへの大きなダメージなど、激動の総選挙の後に首相に返り咲いた。118議席中36議席以上を獲得したPang党のマラペ氏は、少なくとも17の異なる政党からなる連立政権を率いることになる。これまでに105議席が確定し、13議席については開票が続いている。パプアニューギニア議会では、数年ぶりに女性候補が当選した。当選した2名のうちの1人は、経済学者で主要野党「人民国民会議」のメンバーであるルフィナ・ピーター氏（52）だ。彼女は中央州の選挙区でも当選し、知事を兼任することになった。先月、Enga州では学校などに放火され、Hela州では投票箱の撤去が試みられるなど、警察と選挙管理当局が選挙失敗を宣言する寸前まで追い込まれる事態となった。（Radio New Zealand/AUG10, 2022）
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/472591/james-marape-returns-as-papua-new-guinea-prime-minister