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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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継続的な気候変動対策のためにCOP26議長が訪問(フィジー)

COP26議長のSharma氏は、2022年7月26日から27日にかけてフィジーを訪問し、太平洋地域における気候変動の影響を視察する予定だ。Sharma氏は最大排出国が今すぐ行動を起こし、COP26で約200カ国が署名したグラスゴー気候条約の約束を実現することの緊急性を強調するつもりだ。今回の訪問は、エジプトでのCOP27に向け、世界の気温上昇を産業革命以前の水準から1.5度まで抑えるという重要な目標に合わせ、全ての国が最新の気候に関するコミットメントを行うよう圧力をかける目的がある。Sharma氏は閣僚と会談し、適応、損失と損害、気候金融など、COP26の主な成果をどのように発展させるかについて議論する予定だ。また、滞在中、TailevuのBuretu村を訪れ、気候変動がフィジーの人々の生活に与える影響を視察する予定だ。同村では、定期的に発生する洪水により、財産や農作物、村の土地に大きな被害が出るなど、気候変動に起因する過酷な気象現象に見舞われている。こうした影響にもかかわらず、村人たちはその場に留まることを選択し、家を守るために戦っている。Sharma氏はスバで、太平洋地域のCOP最高責任者との公開討論を行い、太平洋地域組織協議会のリーダーから、COP27における同地域の優先事項や、その実現に英国がどのように貢献できるかについて話を聞く予定である。また、太平洋島嶼国フォーラムで基調講演を行う予定だ。訪問に先立ち、Syarma氏はフィジーを訪問し、太平洋地域のパートナーにとって最も重要な問題を取り上げることに尽力できることを嬉しく思うと述べ、世界の気温上昇を1.5度未満に抑え、地球全体で豊かで低炭素かつ強靭な経済を構築するために、緊急の行動が必要であると訴えた。(Pacific News Association/JUL27, 2022)
https://pina.com.fj/2022/07/27/cop26-president-visit-fiji-to-continue-momentum-on-climate-action/