ニュージーランドの国立図書館で開催されている「Trouble in Paradise」という展覧会は、太平洋地域の気候変動にスポットライトを当てている。「Trouble in Paradise」では、太平洋地域における気候危機の影響を記録するために英国政府が実施したコンテストの入賞作品60点が展示されている。フィジーの白化した珊瑚やサモアの水没した家などの写真が展示され、気候変動がコミュニティや生活に与える影響を直接見ることができる。この展示は、グラスゴーで開催されている国連気候変動会議(COP26)に合わせて11月4日から開催が始まった。COP26は、気候変動という脅威に対処するために世界をその危機から逸らせる軌道に乗せる最後のチャンスであると多くの人が考えている。クラーク駐ニュージーランド英国高等弁務官は、「太平洋諸島の人々は、自分たちは何もしていないにもかかわらず、気候変動が彼らに存亡の危機をもたらし、その影響にすでに直面しています。」と述べる。今回の展示には今年1月に開催された英国の「Pacific Climate Photography Competition」の入賞作品も含まれる。このコンテストには、太平洋地域に住む人々から、Marine(海洋)、Land(陸地)、People(人々)、Youth(21歳以下)、Junior(12歳以下)のカテゴリーで300点以上の応募があった。展示されているのは、クック諸島、フィジー、マーシャル諸島、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トケラウ、トンガ、ツバル、バヌアツに住む人々の画像だ。「Trouble in Paradise」は、英高等弁務官事務所とブリティッシュ・カウンシルNZの協力により運営されており、2022年4月30日に終了を予定している。(Radio New Zealand/ NOV10, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/455416/trouble-in-paradise-images-of-the-climate-crisis-in-the-pacific
ニュージーランド
【芸術・文化・スポーツ】
【環境・気候変動】
「Trouble in Paradise」-太平洋地域の気候危機のイメージ展示(ニュージーランド)
2021.11.12