東京オリンピックに向けて、太平洋諸島のアスリートたちはコロナワクチン接種を開始している。コロナ感染拡大により1年間延期されていた夏のオリンピック大会が7月23日から開催される予定だ。国際オリンピック委員会(IOC)はワクチン接種は推奨はしているが強制ではないとしている。2月に開かれた太平洋諸島フォーラムの会議では、ワクチン接種優先対象者の次にオリンピックの選手への接種を開始することで意見が一致していた。先月、IOCは日本に渡航するため、接種を優先していなかった国のオリンピック選手がワクチンを接種できるようにPfizer社と契約を結んだ。世界中のオリンピック選手のうち80%がすでにワクチン接種済みで、開催に近づくにつれてその数を100に近づけていきたいとしている。数々の国際大会が国境閉鎖で中止となる中、IOCは6月末までにはオリンピック参加資格の最終決定リストを出したいとしている。日本における世論調査では国民の大半はオリンピックを中止にするか延期にしてほしいと願っている。東京都は未だに緊急事態宣言下である。しかしIOCのオセアニア代表のMitchell氏は、「東京の数値はフィジーの状態と同等で、基本的には封じ込めができていると判断できる。アスリートが懸念しているのは東京に行くべきかどうかではなく、東京に行ってから何ができるのかという事だ。」と述べている。コロナに関しての記載事項を含めたプレイブックは間もなく発行される予定だ。(Radio New Zealand/JUN09, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/444349/oceania-olympians-leading-the-vaccination-charge-towards-tokyo
太平洋地域
【芸術・文化・スポーツ】
オリンピック参加アスリートがワクチンを接種し東京に向けて準備(太平洋諸島)
2021.06.11