太平洋諸島フォーラム事務局長のヘンリー・プナ氏は、福島原子力発電所の原発処理水海洋放出に関しての日本からの更なる回答が欲しいとしている。プナ氏はIAEA議長との会議の前に、IAEAが出した日本の原発処理水の海洋放出は技術的には可能であるとの見解を受けて、率直な話合いを求めた。日本政府によれば、放出される水は多核種除去設備を介しており、核物質は取り除かれた水だという。プナ氏は、この海洋放出が太平洋諸島の国々にどのような影響があるのか、この計画に激高している国々に対して明確に回答してほしいとしている。日本政府のスポークスマンは、排水の安全性を確保しながら、規制基準を満たすために水を再精製および希釈すると述べている。アメリカ合衆国、イギリス、フランスによる核実験による核の遺産は健康問題や環境問題も含めて、この地域に重くのしかかっている。プナ氏は、日本の計画を確証する科学的な証拠を含む明確な回答が必須だとしている。フォーラムの歴史50年には常に核の遺産の影が落ち続けて、現在もこの地域に影響を与えている。日本の菅首相は海洋放出は避けられないとしている。(Radio New Zealand/JUN05, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/444115/forum-head-calls-for-answers-on-japan-s-plans-to-dump-nuclear-waste
国際原子力機関の長との会談に先立ち、日本の投棄計画は技術的に実現可能であると述べた後、率直な話し合いを求めた。
太平洋地域
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【経済・社会動向】
太平洋諸島フォーラム(PIF)、 日本政府の原発処理水海洋放出計画に関する日本の回答を求める(太平洋諸島)
2021.06.11