トンガが捕鯨禁止を解除する可能性は非常に低い。トンガ特派員によると、感染拡大に苦しんでいるトンガ人が、脂肪の多い輸入肉ではなく、健康的な鯨肉を楽しむことできがるように、禁止措置解除を求める声がある。カニバ・パシフィック社の報道によれば、ハアパイ湾に入った鯨を、人々が嬉々として切り分け、ソーシャルメディアを使って、鯨漁の許可を求めたという。
しかし、特派員のカラフィ・モアラ氏は、トンガのホエール・ウォッチング産業は観光業界の主要な一部であることから、1978年の捕鯨禁止規則を政府が撤回検討することはない、と述べた。「いずれにせよ、我々の指導者の中には、「禁止措置を解除すべきだ」という考えはないと思う。トンガ内では強い禁止指示と、また海外先進国からは、禁止措置の解除には戻るべきでないという圧力があるからだ。
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/440345/calls-to-lift-tonga-whale-hunting-ban-expected-to-fail
(Radio New Zealand/APR13, 2021)
トンガ
【経済・社会動向】
捕鯨禁止措置解除を求める訴えは聞き入れられず(トンガ)
2021.04.19