パプアニューギニアの法律家は、オンブズマンが、今回の新たな緊急事態法に関して何か行動を起こしてくれることを望んでいる。批判家が言うには、新たな公衆衛生緊急事態法は、明記されていない期間、しかも議会の監視無しに人々の権利を制限しうるものだという。カソリックプロフェッショナル協会のPaul Harrickenen氏は、今回のこの法律は適切な協議や話し合いを経ることなく急いで決められてしまったものだと指摘。彼はオンブズマンが政府と直接対話するか、この新たな法律に関して最高裁で争うかを望んでいる。「様々な点においてこの法律は違憲であり、草案・準備の段階で既に違憲であった。」と述べた。憲法の第10項において国家の緊急事態では議会に権力が与えられている。つまり、議会にさらに特別に権力が与えられることになる。マラぺ首相は、議会が再開したらこの法律について再度検討の余地があるとしている。 (Radio New Zealand/JUN22, 2020) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/419567/call-for-action-over-contentious-new-png-emergency-law
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
争点の新たな緊急法に関して行動が求められる(パプアニューギニア)
2020.06.29