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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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再検討の声が上がる中Pacer Plusに合意(ソロモン諸島)

ソロモン諸島は太平洋諸島の貿易協定であるPacer Plusに批准した。ソロモンの外務大臣はこの合意により、市場へのより良いアクセスや、貿易発展の支援、政策支援なども受けられるようになるなどの具体的な恩恵を被ることができるとしている。ソロモン外務省は、ソロモン諸島にとっての主たる利益は、協定付属書にある労働力移動性にあるという。この部分はソロモン諸島の国民がオーストラリアとニュージーランドで労働しやすくなるという。ソロモン諸島はPacer Plusを批准した6番目の国となった。この協定は署名当事者11か国のうちの少なくとも8か国が批准してから60日後から効力があるという。 
しかしながら貿易政策研究者はオーストラリア政府に対してこの太平洋貿易協定に関して再考するように求めている。Griffith Asia Instituteがオーストラリア政府に対して、新たなアプローチを提案してこの政策が議会に提案された経緯がある。しかし経済学者のMorgan博士は障壁に直面している太平洋諸島の農業従事者たちをもっと支援するという考え方をオーストラリア政府に取ってもらいたいとしている。「検疫問題にしても、運搬コストにしても、Step-upに紐づいており、オーストラリアの支援プログラムはこれからの太平洋諸島の人々の継続的な生活を支えるようなバリューチェーンと結びついていなくてはならない」と主張している。(Radio New Zealand/JUN23, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/419658/solomons-ratifies-pacer-plus-amid-calls-for-re-think