ニウエ公共会計監査委員会は、ニウエで依然として起きている会計の問題は、不備がある会計監査報告書が原因であると述べた。選挙前の最終会議で、ニウエ議会はニュージーランドの監査委員長であるJohn Ryan氏による会計報告書について同委員会から短い説明を受けた。この会計報告書には多くの不備があり、寄付金は不正使用されており、予算は2015年でなくなっていた。その後に作成されるべき書類はRyan氏の事務所からは提出されていないという事だ。
公共会計監査委員会は、こうした問題は財務大臣にも責任があるとした。一方、国会議員のCoe氏は「監査委員会は毎月会合を持つべきだった」とし、委員会自体も年間を通して会議を持つことをしなかったことが過ちであったとも指摘するとともに、政府もこの問題を正そうとしてこなかったとした。そして、「もうどうしようもないが、正すべきところはたくさんある。補正予算を組んで、使い過ぎを正す。そんなことさえも政府はできていない」と述べた。
政府は3月に提出すべきの会計報告すら出来ていないという。また、Talagi首相が2016年から2019年までの会計監査報告を提出すると約束したにもかかわらず、それもまだ提出されそうにない。(Radio New Zealand/MAY05, 2020)
ニウエ
【経済・社会動向】
監査委員会が会計監査不備を指摘(ニウエ)
2020.05.08