パラオの Surangel Whipps 大統領は、来日中東京で行われたインタビューで、台湾との外交関係を維持する立場を改めて強調し、中国からの圧力には屈しないと述べた。Whipps は、太平洋の小島嶼国は「自らの国際パートナーを自由に選ぶ権利がある」とし、台湾との関係は主権に基づく判断であり、他国が干渉すべきではないと主張した。Palau は台湾と正式な外交関係を持つ 12 か国の一つで、1999 年以来関係を維持している。
Whipps大統領はPalau の排他的経済水域(EEZ)内で 中国船が無許可の調査活動を行い、機材を展開していたと指摘し、国際法違反であり小国の海洋権益を軽視する姿勢の表れだと批判した。同時にWhipps大統領は、日本との経済協力・海洋安全保障・海洋保全の連携強化を強く求めた。特に観光・水産・農業などへの投資拡大を期待し、「価値観を共有するパートナーが太平洋で存在感を示すことが重要だ」と述べた。
パラオは、初開催となるIsland States Ocean Summitを通じて、海洋ガバナンス、持続可能な漁業、気候・開発資金へのアクセス改善を推進しており、Unlocking Blue Pacific Prosperity Plan を軸に海洋産業・食料安全保障への投資を呼び込む方針だ。
なお、台湾政府発表によれば、6月6日から台湾政府副総統であるBi Khim Hsiao氏を代表とする政府ミッションがパラオを訪問している。到着後の歓迎式典では、パラオの若者によるホラ貝の吹奏、花輪の贈呈、警察儀仗隊による敬礼が行われ、副総統は在留台湾人コミュニティに手を振って応えた。
その後、副総統一行は Asahi Baseball Field を訪れ、台湾–パラオ野球交流シリーズに参加中の台湾チームを激励。選手たちに台湾・パラオ友好チョコレートを贈り、交流事業を支える台湾国際野球交流発展協会および選手らに謝意を示した。
(2026年6月2日 Kyodo/原文はこちら(英語))