フランスのNacron大統領は、2025年7月2日にパリで開催されるフランス領太平洋地域の政治と経済に関する会談に、ニューカレドニアのすべての利害関係者を正式に招待した。この会談は、2025年初めにValls海外担当大臣が主導した一連の円卓会議に続くものである。招待書簡の中でMacron大統領は、「制度上の問題だけでなく、ニューカレドニアの経済や社会の問題についても、意見交換を行いたい」と表明している。当会談の主な目標は、ニューカレドニアの政治関係者のすべてが参加する包括的な合意を導き出し、フランス太平洋領土の政治的未来と地位を定める新たな合意に到達することで、1998年に締結後27年間続く「ヌーメア合意」を置き換えることとしている。2024年5月、地方選挙の選挙権という複雑な問題をめぐって、ニューカレドニアで死者を伴う暴動が発生し、14人が死亡、20億ユーロ以上の物的損害が発生した。この暴動から数日後、Macron大統領はニューカレドニアを訪問し、協議の再開に向けて状況の沈静化を呼びかけていた。また、6月10日の太平洋諸国首脳会議での演説でも、Macron大統領は新たなプロジェクトについて言及し、過去の住民投票のプロセスに関連して、「同じ過ちを繰り返さない」と約束している。今回の招待参加者リストには、ニューカレドニア議会(地方議会)に代表を送る独立派と親フランス派のすべての政党が含まれており、経済界の関係者、ニューカレドニアの市長代表団、市民社会やNGO の代表者も参加予定である。(Radio New Zealand/JUN25, 2025)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/565119/macron-invites-all-new-caledonia-stakeholders-for-paris-talks
ニューカレドニア
【経済・社会動向】
Macron大統領 すべての利害関係者をパリでの会談に招待(ニューカレドニア)
2025.07.01