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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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地域改革に関する議論が進展(太平洋諸島フォーラム)

太平洋諸島フォーラム(PIF)のトロイカ首脳陣が、太平洋地域主義に関する幅広い知識を持つ「著名人」のリストを検討し、地域改革に関する議論をしたことをクック諸島政府が3月28日に発表した。PIFのトロイカ首脳陣とは、フォーラムの前、現在、次期議長で構成される地域政治に関するハイレベル協議メカニズムだ。ソロモン諸島が昨年トンガから引き継いでPIFの議長国となり、次期議長国はパラオになる。クック諸島外務省は、ブラウン首相が3月24日にトロイカ首脳会議に参加し、喫緊の地域問題に対処するとともに、「2050年までに青い太平洋大陸」戦略で構想された地域主義の強化に向けた議論を進めたと発表した。それによると、首脳陣は2024年のトロイカミッションによるニューカレドニアに関する報告書を検討し、ニューカレドニアの自己決定プロセスに対する建設的な支援の提供に対する太平洋諸島フォーラム(PIF)のコミットメントを再確認したという。また、太平洋地域主義に深い造詣を持つ著名な人物の最終候補者リストも検討し、地域統治改革に関する首脳、関連大臣、高官との協議を主導することとした。また、さらに協議を重ねた上で、首脳陣は、太平洋の各サブ地域から1名ずつ代表を選任し、ジェンダーバランスを考慮した実務者グループを結成する。このグループは、協議で得られた知見を報告書にまとめ、フォーラムのメンバーによるさらなる検討と承認に付すとした。PIF首脳陣は、これらの課題に関する勢いを維持していくという決意を再確認し、来月にはフォローアップ会議が予定されており、今年後半にホニアラで開催される太平洋諸島フォーラム首脳会議に向けて動き出している。(Radio New Zealand/MAR28, 2025)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/556474/pacific-islands-forum-leaders-advance-discussions-on-regional-reforms-cook-islands-govt