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~超絶的なアドベンチャーが体験できる国、トンガ~

「ラグビー登山家」として、活動している長澤さん。
過去8回のラグビー・ワールド・カップ(以下、W杯)に出場した全25カ国の最高峰にトライする冒険を、2017年3月から続けている長澤さんからトンガの魅力を語ってもらった。

- トンガの印象は? -

太平洋諸島の中でラグビーW杯の出場国はフィジー、サモア、トンガの3ヵ国です。その中でもトンガは一番ゆったりと時が流れている国だと感じました。フィジー、サモアよりも緯度が低く、過ごしやすい気候でした。

トンガは170の大小の島々があり、僕はトンガ最高峰、カオ島があるハアバイ諸島に長期滞在していました。
ハアバイ諸島は2014年にサイクロンで大きな損害を受けたらしいのですが、僕が訪れた2019年1月時点ではほぼ全て回復していました。サイクロンに備え、レストランや宿にはヨットが置かれていることが強い印象に残っています。

ハアパイ諸島の州都、パンガイは伝説的なラグビープレイヤー、ジョナ・ロムーの故郷です。
空港近くにロムーの生家があり、そこから歩いて5分ぐらいのところにロムーヴィレッジというラグビースクールがありました。

- 冒険中はどのように過ごしていましたか? -

トンガ最高峰、カオ島(1,033m。山ではなく、島らしいです)に登るためトンガに滞在するのが僕の目的でしたが、トンガの首相のお孫さんからハアバイ諸島の州知事を紹介してもらいました。誰もがラグビー好きで州知事もラグビーが大好きであり、現地のローカルチームのオーナーでした。トンガ出身の日本代表選手が数多くいることもあり、感謝のためにカオ島に登るんだと言ったところ、すぐに意気投合し、一緒にカオ島に挑むことになりました。

カオ島は無人島であったため、素潜りで貝を調達したり、野生のタロイモで食事をとり、そこら辺に生えているココナッツで水分を補給していました。色々な国に行っておりますが、こんな経験、中々できないです。

トンガの人々は皆優しいです。王室に日本人もいるとのことで親日国家でもあり、是非訪れることをお勧めします。


トンガ最高峰、カオ島からの帰還。壮絶なサバイバル生活を余儀無くされていたので、州知事と共にホッと安堵しておりました。

ラグビー登山家 長澤 奏喜 オフィシャルサイト https://www.worldtryproject.com/