JICA研究所では、これまでのJICAの事業をまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。シリーズの第21弾として、『僕の名前はアリガトウ 太平洋廃棄物広域協力の航跡』が刊行されました。
島嶼国に共通する課題の一つが、廃棄物管理です。JICAは、2000年のサモアでの支援を皮切りに、日本の廃棄物管理の知見を生かして2011~16年には11カ国を対象に「大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(通称J-PRISM)」を実施しています。本書の著者である天野史郎氏は、JICA専門家としてこの協力に一貫して携わってきました。本書では、15年に及ぶ廃棄物管理支援がどのように始まり、二国間協力から大洋州広域への協力に発展していったのかが描かれています。
2月開催のセミナーでは、本書の著者である天野史郎氏(インスピラーレ開発研究所)のほか、国内における研修にてプロジェクトに貢献した桜井國俊氏(沖縄大学名誉教授)、西川順一氏(志布志市役所)、現場で天野氏とともに活動した坂井友里江氏(元J-PRISM専門家、国際航業株式会社)、杉山茂氏(JICA)をお招きし、それぞれのお立場から大洋州における多様性と廃棄物問題についてお話を伺います。
[開催日時]2019年2月28日(木)18時00分~20時00分
[場所]国際協力機構(JICA)市ヶ谷ビル2階 国際会議場 東京都新宿区市谷本村町10-5
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