１２日、東京農業大学の招待で日本を訪れているトンガの企業家ニシ・ミノルさんが太平洋諸島センターを訪問しました。当センターは、ニシさんとは各種展示会出展の招待や日本市場への参入などをめぐるコンサルタント事業を通して、カボチャをはじめとしたトンガにおける農産品の開発の分野で協力をしてきました。昨年６月に行われた日本とトンガ両政府主催の経済シンポジウムでも、当センターが企画した日本企業による経済ミッションチームのメンバーと積極的な交流を行ってきており、そのメンバーの一人であった東京農業大学の岩本先生とは、パンの実の産品開発で協力しています。

今回の訪日は、２０１３年より３ヶ年プロジェクトで進めてきたパンの実の開発事業に関する東京農業大学への報告と、来年以降の第２フェーズに向けた各方面への協力要請のためです。１６日には、JICA本部を訪問し、遠山大洋州課長と意見交換を行いました。

ニシさんは現在スイカの栽培及び市場開発を進めており、今回の訪日でも千葉県の生産農家を訪れ、技術開発の現場などの視察を行いました。さらに、日系３世であるニシさんは、週末を利用して、父方のお祖父さんの出身地である和歌山県串本市を訪問しました。