5月25日(土)、2019年度春期明治大学リバティアカデミーオープン講座「借款開発援助の妥当性 アフリカの事例から太平洋島嶼国を考える」(PIC連携講座)(於:明治大学駿河台キャンパス リバティータワー)が開催され、上智大学アジア文化研究所共同研究員(2019年4月から実践宗教学研究科大学院所属)の松本いく子先生が講師を務めました。
講義では、ポーランド人哲学者であり社会学者であるバウマン氏の問いかけである「善意の行為が意図しない結果を招くリスク」について紹介し、実際に開発途上国における借款援助の在り方(=善意の行為)が、本当にその国の未来のためになるのかという点についてモザンビークの事例を挙げながら、島嶼国における開発援助のあり方・妥当性について参加されている方々への問題提起をしながら講義されました。
定員数を大幅に上回る申込のあった今回の講義では、講義終盤に参加者から多くの質問が寄せられ、大変闊達な意見交換の場となりました。