オタゴ大学の研究者Fehoko博士は、太平洋諸島の人々の肥満について、食物新奇性恐怖、つまり新しい食物に対する抵抗感を研究することで知見を得ようとしている。Fehoko博士は、太平洋の人々は肥満予防のために果物、野菜、種子、ナッツ類、全粒穀物製品などを摂取する必要があるが、これらの食品は彼らにとっては新しい食べ物になると述べた。彼は、太平洋諸島の家族が食生活を変えることを妨げている障壁が何なのかを知りたいと考えている。なぜならば、太平洋諸島ににおける肥満の蔓延は 「100万ドルの問題 」であると考えているからだ。太平洋諸島には、農園や作物、海など、肥満予防のために摂取するべき食品が身近にあるにもかかわらず、多くの人々はココナツからココナツウォーターを飲む代わりに、底値のココナツドリンクを買う。そして、マンゴーの果汁を飲む代わりに、瓶詰めを買う。つまり、加工食品の大量流入が問題としてあるとFehoko博士は指摘する。Fehoko氏の研究は保健研究評議会から3万ニュージーランド・ドルの助成金を受けており、まずはオタゴと南部の太平洋諸島出身者のコミュニティに焦点を当てるが、将来的には他の地域にも拡大する可能性があるという。(Radio New Zealand/ AUG14, 2024)
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オタゴ大学の研究者が人々の食物新奇性恐怖(新しい食べ物や料理に対する恐怖や拒絶感を指す心理現象)に注目(太平洋諸島)
2024.08.16