ニウエのEmani Fakaotimanava-Lui議員は、ニウエが経済的に自立できるよう、ニュージーランドが支援することを望んでおり、今後50年間、ニュージーランドと共に成長し、資金が必要になるたびにニュージーランドに依存するのではなく、自立していくためにはどうすればいいのかについて語った。ニュージーランドのルクソン首相は火曜日、就任後初の太平洋公式訪問でニウエに降り立った。今回の訪問は、ニウエがニュージーランドとの自由な結びつきによる自治を決定してから50年を記念するものである。ニウエは独立国ではなく、アオテアロア(マオリ語でのニュージーランドの意味)の一部である。「独立については、その時の人々が決めることでしょう」とEmani Fakaotimanava-Lui は語り、次の50年の希望は、ニウエが独自の収入を得ることだと言った。ニウエは憲法改正を計画しており、変更のひとつは、「首相」を「総理大臣」に名称変更することである。これに関しては賛否両論あり、ニュージーランドとの良好な関係を台無しにする印象を与えるようなことはすべきでないという議員がいる一方で、変更に賛成するタゲレギ(Dalton Tagelegi)首相は声明の中で、提案されている変更は、ニウエが自治と島独自の太平洋アイデンティティにますます重点を置いていることを意味すると述べた。ルクソン首相は、この地域の地政学について、安全保障と経済成長は密接に関係していると述べ、太平洋の課題を解決するためには、「太平洋の解決策が鍵になる」と彼はメディアに語った。これは、太平洋地域における中国と西側諸国に関してのことだ。中国は島の道路を整備し、アオテアロア(ニュージーランド)は空港滑走路のアップグレードに資金を提供している。また、ニウエには停電の問題もある。ルクソン首相は、再生可能エネルギーを前進させる方法として、6月6日に2000万ニュージーランド・ドルのエネルギー・プロジェクトを発表した。
「私たちの大きな焦点は、国内の再生可能エネルギーを倍増させることです。そして、ニウエでも同じようなことをすることで、ここでのレジリエンスをより高めることができるだろう」とルクソン首相は語った。(Radio New Zealand/JUN6, 2024)
ニウエ
【経済・社会動向】
ニュージーランドとの「自立した」将来に向けて努力(ニウエ)
2024.06.10