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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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地滑りで2000人以上が生き埋め ー 救助チームは不安定な地形と内紛の中作業にあたる(パプアニューギニア)

パプアニューギニアを襲った大規模な地滑りで2000人以上が生き埋めになったことが、同国の国家災害センターによって確認された。人里離れたエンガ州の山のふもとに暮らすコミュニティ全体が、5月24日午前3時ごろ、就寝中に地滑りで埋まった。これまでの報告によると、670人が死亡、150棟の家屋が倒壊したという。Yambali の村人たちは、救助を待つ間、素手で家族の埋もれた遺体を掘り出している。これまでのところ、壊滅的な地滑りから生還したのは3人だけで、遺体は4体しか回収されていない。州緊急対応チームは国連とともに現地で活動しているが、残りの人たちは岩や6〜8メートルの土砂や瓦礫の下に横たわっている。RNZ太平洋地域特派員のWaide氏は、「PNGでは供養が必要なので、多くの人々が供養のために遺体を掘り起こしたがっている」と語った。政府は救援物資として50万キナ(約21万ニュージーランド・ドル)を確保し、災害管理チームが被害状況を調査している。地滑りは2000人以上を生き埋めにし、建物や食料畑に大きな破壊をもたらし、国の経済的生命線に大きな影響を与えたとされているが、村の住民の数は、以前考えられていたよりもはるかに多い。CARE PNGの国別ディレクターによれば、2022年のデータでは、子どもたちや部族間の暴力によって避難した人々を除いて、4000人がこの地域に住んでいると推定されているという。また、当該地域のエンガ州においては部族間の戦闘も起きている。国連国際移住機関代表のAktoprak氏によると、IOMの人道支援隊は、Yambaliの被災地に向かう途中、「多くの家屋がまだ燃えている」のを目撃したといい、部族間の争いの懸念があるという。国際的なパートナーからの支援要請はあったが、政治的な焦点は、エンガ州での災害から、首都ポートモレスビーでのマラペ首相に対する不信任投票に移っている。ニュージーランド政府とオーストラリア政府は、支援のために待機している状況だ。(Radio New Zealand/MAY27, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/517965/png-landslide-buried-more-than-2000-people-alive-rescue-teams-navigate-unstable-terrain-infighting