バヌアツの国民は、国内の政治的不安定を抑制することを目的とした憲法改正について、5月29日国民投票を行う。選挙管理委員会のKaltamat 委員長は、国内での投票は5月29日午前7時30分に正式に開始され、午後4時30分に終了すると述べた。雨天のため、一部では開票開始が遅れたが、それを補うため、開票時間は延長されるという。Kaltamat氏によれば、登録有権者は海外からの有権者を含め20万人以上であるという。投票日はバヌアツの祝日であるが、Kaltamat氏によると、海外からの有権者は仕事や 学業で投票に行く時間が必要であるため、6月2日(日)まで投票ができるという。集計は6月3日月曜日に開始される。国民投票では、有権者は国の憲法に2つの条文を追加することに賛成か反対か投票するよう求められている。第17条Aは、政党を支持しなくなったことを理由に辞職または解任された国会議員は、自動的に議席が空席になるというもの。そして17条Bは、すべての国会議員は政党に所属しなければならず、国会に1人だけの政党を置くことはできないとしている。これらの条項はすでに国会で可決されており、国民投票の結果次第で発効するか取り消されるかが決まる。今月初め、元首相で野党党首のカルサカウ氏はRNZ Pacificに対し、政府は国民投票を延期し、国民協議の時間を設けるべきだと述べていた。(Radio New Zealand/MAY29. 2024)
バヌアツ
【経済・社会動向】
国民投票(バヌアツ)
2024.06.03