マクロン仏大統領がヌメアに降り立った。ラカン駐太平洋フランス大使も同乗した。今週開催された脱植民地化に関する国連セミナーにフランス代表として出席したラカン大使は、ニューカレドニアでの大規模な抗議行動を踏まえて、対話の必要性を国連セミナーで訴えたという。彼女は、ヌーメア協定によって、ニューカレドニアのすべての人々がフランスの国民議会と上院に代表権を持つことができるようになったのだから、国民議会と上院の全員を説得するために政治力を行使しなければならないはずだと主張する一方、「それができないからと言って、暴力によって自分たちの懸念を表明することは容認できない」と述べた。フランス政府と反独立派の指導者たちは、暴力の責任は抗議デモの主催者側にあると主張しているが、独立賛成派は、自分たちは何カ月も平和的な抗議デモを続けてきたと主張している。太平洋の問題を長年取材しているアイランズ・ビジネスの特派員であるMaclellan氏は、マクロン氏が今回同行させるDarmanin現海外相とLecornu.軍相の2人はこの3、4年の間に下された重要な決断の責任者であり、それが現在の危機につながっていると指摘している。マクロン大統領は、今回の訪問の主な目的は、すべての利害関係者との政治協議を再開し、政治的解決策を見出すことだと述べている。(Radio New Zealand/MAY23, 2024)
ニューカレドニア
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マクロン仏大統領、騒乱のヌメアに到着(ニューカレドニア)
2024.05.27