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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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物議を醸すアゼルバイジャンとの協定(ニューカレドニア)

ニューカレドニア議会とアゼルバイジャン国民議会との間での協力覚書の調印は、さらなる緊張を煽り、反独立派からはこの協定を完全に破棄するよう要求されている。この覚書は、双方の議会間協力とアゼルバイジャンとニューカレドニアの人々の友好関係の強化への道を開くものとして発表された。アゼルバイジャンでの調印後、地元メディアの取材に応じた独立賛成派の議員Naisseline氏は、アゼルバイジャンの非同盟運動であるBakou Initiative Groupの「カナック民族の闘いへの支援」に公式に感謝の意を表した。Wamytan議長の代理として調印に臨んだNaisseline氏は、協定は「青少年、文化、経済、環境、政治」などの問題を取り扱うことになると述べた。また、Wamytan議長は、ニューカレドニアの今後の政治的地位に関する現在の緊迫した交渉と、ニューカレドニアの地方投票における有権者の資格を修正しようとするフランスの動きについて言及し、「マクロン大統領はもはや公平ではないので、我々は外部の後ろ盾を見つける必要がある。アゼルバイジャンは(独立派の)FLNKSを支援する能力があることを示しており、我々を支援してくれる国々はフランスに対してイニシアチブをとることができる。」と述べている。一方、調印以降、議会内の親フランス派はこの動きを「不適切」で「恥ずべきもの」と非難し、公然と対立を引き起こしている。Les Loyalistes Congress のFrançoise Suvé党首はNaisseline氏がニューカレドニアの人々や議会を代表していると主張することは受け入れられないと述べた。また、フランス国民議会でニューカレドニアの代表を務める同じく親フランス派のニコラ・メツドルフ議員は先週、 Sébastien Séjourné仏外務大臣に正式に書簡を送り、「アゼルバイジャンの明白な干渉」に対してフランスが「強力な外交的対応」を行うよう要請したことも明らかになっている。フランスからニューカレドニアへの段階的な権限移譲のプロセスを開始している現在のヌメア枠組み合意(1998年)の下では、「権限の共有」という概念は「国際関係および地域関係」に適用される。「国際関係は引き続き(フランス)国の責任であり、(フランスは)フランスが行う国際関係においてニューカレドニア固有の利益を考慮し、(ニューカレドニアを)議論に参加させるとしている。このことから、親フランス派はアゼルバイジャンとの協定を「無効」と宣言できるよう、議会の臨時会議を求めている。(Radio New Zealand/APR25, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/515171/controversial-agreement-with-azerbaijan-sparks-fresh-row-in-new-caledonia