次回の太平洋諸島首脳会議(第53回)は2024年8月の最終週に開催される。先週、トンガのフアカヴァメイリク首相は、メディアや議会から、PIF非加盟国(中国)がこの会議にに関与することの妥当性について質問を受けた。これをうけ、PIF事務局長のプナ氏は、記者団に対し、「フォーラム加盟国の主権を尊重する必要があるが、中国警察が開催地であるトンガに駐留し、トンガ警察を支援するために車両を提供することは問題とは思わない。これは、加盟国の国益と主権に関わることであり、PIFがそれをとやかく言う筋合いはない」とした。トンガがこの太平洋首脳会議を主催するのは2007年以来4度目となる。トンガは1975年に最初のPIF首脳会議を開催している。フアカヴァメイリク首相は、太平洋島嶼国は自然災害や公的資金調達といった同じ課題を最優先事項とし、さらに、首相は、太平洋諸島首脳会議を主催することは、名誉であり特権であるだけでなく、トンガが太平洋地域の開発目標を推進する舵取り役をすることになるため、大きな責任を伴うと語った。(Radio New Zealand/APR11, 2024)
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太平洋首脳会議開催地での中国関与は「問題ではない」 とPIF事務局長(太平洋諸島)
2024.04.15