深刻な干ばつ（ミクロネシア）

2024.04.08

米国干ばつ観測網は、ミクロネシア連邦のヤップ島の干ばつ状況を深刻から極度に更新した。マーシャル諸島のWotje環礁も極度の干ばつに直面している。ヤップ州の調査団と住民は、タロイモ畑が干上がり、ココナッツが干からび、作物が黄色くなるなど、農業への打撃を報告している。グアム、パラオ、マリアナ諸島の一部も深刻な干ばつに見舞われている。グアム国立気象局の気象学者Landon Aydlett氏は、これは予測されていたことだとしているが、それでも、エルニーニョのこの干ばつ期間が、これほど酷くしかも長く続くとは予想されてはいなかったと述べている。米国国際開発庁（USAID）や国際移住機関（IOM）を含むいくつかの州の災害調整事務所が、必要な島々に救援物資を届けるための継続的な取り組みを支援している。（Radio New Zealand/APR2, 2024)