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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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キリ島ー状況は改善しているものの更なる対策が必要(マーシャル諸島)

非常事態宣言の発令後、マーシャル諸島キリ島に住む人々の生活は改善された。前自治体政権がビキニ移住信託基金を破綻させたため、キリ島は電力も燃料もない状態だった。12月に発足した新政権は、緊急事態を呼びかけて資金を確保した。その後、燃料と食料が送られ、発電所は再稼働している。RNZ PacificのJohnson特派員は、島民の生活が改善されたことは「間違いない」と述べた。「ここ数か月間キリ島では電力が供給されておらず、食物を冷蔵できずにいた。電気が通っただけでも大きな改善だ。」としたうえで、Johnson特派員は、「当面の危機的状況は脱したものの、長期的に問題を解決するには多くの取り組みが必要だ。」と述べた。前述の信託基金は、2016年には7000万米ドルあったが、8年前に発足した前政権が4年間ですべてを使い果たしたという。一方でマーシャル諸島の人々の中には、キリ島の人々は核補償のおかげで、金銭的な心配がないと認識がある。このような状況の中、現政権は緊急事態宣言を発出した。(Radio New Zealand/FEB5, 2024)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/508428/kili-island-situation-improving-but-more-work-needed-to-fix-issues