2023年のクック諸島の観光客数は、業界の予想を大幅に上回った。
クック諸島観光局のEggleton CEOによると、年初に国立観光局はクック諸島への訪問者数を約13万人と予想していたという。しかし、2023年11月の時点ですでに13万人を超えていた。クック諸島の経済企画部によると、観光産業は2023年の国内総生産(GDP)の75%に貢献したという。
クック諸島の観光業界は、観光客に離島の観光を促すことで、同国への旅行をより活性化させるため、新たなデスティネーション開発戦略を打ち出した。また、クック諸島では、2023年の新航空路線の就航により、北米やヨーロッパ市場からの観光客が増加している。
ハワイアン航空とエア・タヒチは、2023年半ばにラロトンガへの定期直行便を就航し、この路線は当初の予想をはるかに上回る好調ぶりだという。中でも活況を呈しているのがオーストラリアからの路線だ。シドニー-ラロトンガ線は2023年6月に就航し、その人気の高さから10月には週3便から4便に増便された。Eggleton氏は、オーストラリアのマーケットがパンデミック後の回復に大きく貢献していると語った。2024に関しては、1月の観光客数は前年をすでに上回っており、2月にいったん落ち込みが予想されているものの、見通しは楽観的だという。(Radio New Zealand/JAN17, 2024)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/506931/cook-islands-tourism-gets-crucial-boost