バヌアツでは、統一政府の樹立に向けた協議が進められている。これは、3ヶ月の間に不安定な3つの政権を経ての事だ。
12月3日、サルワイ首相の農村開発党は、ナグリアメル党のPikioune議員を教育大臣に、指導者党のShadrack議員を国土大臣に任命することで合意した。首相官邸によると、現職の2人の大臣は、政治的安定の回復のために辞任することに同意したという。この動きは、統一政府樹立を望む各政党党首の意向に沿ったものであり、閣僚会議で却下はされたものの、Vurobaravu大統領に議会を解散し、再選挙を命じるよう要請したことを受けたものだという。
また今週、前政権で大臣を務めていたNgwele氏は、野党議員の会派を政権に参加させ、51議席の下院で33人の議員がサルワイ氏を支持することになった。前議会ではわずか22名の議員がサルワイ氏を支持するにとどまっていた。Ngwele氏は、政治的安定をもたらし、行政業務の改善を図るため、このような動きを取ったと述べた。下院の残り17議席のうちの7議席は、ローマン氏が率いる野党であり、その他の議席は中道の議員となる。(Radio New Zealand/DEC06, 2023)