フィジーは今朝、イスラエルのテルアビブからの送還フライトを成功させ、243名の乗客を太平洋の地に迎え入れた。
フィジー・エアウェイズのフライトは真夜中に到着し、約200人のフィジー人宗教巡礼者、8人のサモア人、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ合衆国の市民が搭乗していた。イスラエルとハマスとの戦争が激化し、多くの国民がイスラエルで足止めを食っているため、いくつかの国際航空会社がテルアビブへの運航を停止した。
フィジー・エアウェイズは、来年の大使館開設を公約に掲げ、イスラエルとの緊密な関係を築こうとしている太平洋諸島の国として、キリスト教巡礼者の一団を乗せ、2週間前に初めてテルアビブへ飛んだ。また、エルサレムでの大使館開設に向け、フィジー政府代表がハイレベル会合を開いたが、フィジー大使館の位置については、まだ決定されていないという。先月、パプアニューギニアはエルサレムに大使館を開設し、中東で最も敏感な問題のひとつであるエルサレムに完全な外交使節団を置く5番目の国となった。この動きは、パレスチナの外務・駐在員省から、大使館開設は「パレスチナの人々とその権利に対する侵略」であり、「国際法と国連決議に対するあからさまな違反」であると非難されている。(Radio New Zealand/OCT12, 2023)