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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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米国との海上安全保障協定を拡大(パラオ)

パラオの排他的経済水域に中国船が侵入したことを受けて結ばれた新たな海上法規執行協定に基いて、米国沿岸警備隊はパラオ領海内の船舶に立ち入る権利を拡大することになった。パラオと米国沿岸警備隊との協定は、太平洋における米中対立が激化するなか、ミクロネシア連邦と米国間で昨年調印された同様の協定、5月にパプアニューギニア米国間の船舶乗り入れ協定に続くものだ。パラオは、中国ではなく、台湾を承認している数少ない国のひとつであり、米国の同盟国であるが、2018年以来、中国の調査船による北太平洋の海域への不法侵入が少なくとも4回報告されている。5月には、パラオの排他的経済水域に数日間侵入した中国の調査船「Haiyang Dizhi Liuhao号」がパラオの海底光ファイバーケーブルに何らかの関心を示したとパラオ政府が発表している。台湾を外交的に孤立させ、国際機関において同盟国を獲得し、経済的・安全保障的利益を推進しようとする中国は、貿易、インフラ、援助を組み合わせることで、過去20年間、太平洋における影響力を強めてきた。太平洋地域における影響力をめぐる中米間の競争が、東アジアやその他の地域における両国間の緊張に拍車をかけている。米国は最近、この地域における中国の進出に対応するための広範囲にわたる戦略の一環として、パラオ、ミクロネシア、マーシャル諸島との緊密な関係を強化しようとしている。沿岸警備隊司令官Simmons少佐は、ミクロネシアとグアムについて、この協定は「地域における不法な海洋活動に対抗するための我々の集団的取り組みを飛躍的に強化するものであり、太平洋の人々の安全を守るという我々の共通の決意を反映するものである」と述べた。フィリピンとグアムの間にあるパラオの数十の島々の陸地面積は合計で約189平方マイル(ワシントンの2.5倍)で、排他的経済水域は約23万8000平方マイルの海洋にまたがっている。国際法上、国家は自国の陸地境界線周辺200海里の経済開発権を独占している。12海里の領海を超えた海域は国際水域であり、外国船はそこを通過することができる。しかし、排他的経済水域内の通告されていない外国船は、しばしば経済的または安全保障上の脅威とみなされる。(Radio New Zealand/SEP01,2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/497042/palau-us-expand-maritime-security-arrangements