バヌアツのカルサカウ首相は、フランスとの領有権問題が年内に解決する可能性があると述べた。先週のフランスのマクロン大統領の訪問時に、南の2島-マシュー島とハンター島-に関して声明を発表した。2つの島はニューカレドニアの領土とされているが、バヌアツ南部の酋長や政治家たちは、この2つの島はニ・バヌアツの人々にとって神聖なものだと訴えている。そして、バヌアツの4人の族長はマクロン大統領に嘆願書を手渡した。この島々はUmaenupne と Lekaとも呼ばれ、伝統的に宗教的、慣習的儀式が執り行われる場所であった。4人の族長は、何十年もの間、マシュー島とハンター島はバヌアツにとって文化的にも宗教的にも不可欠なものであり、なぜフランスがそれらを領有したのか理解できないと述べている。また、フランスの行動はバヌアツの領土の重要な部分を引き裂いただけでなく、最も重要な宗教的、慣習的儀式を行うために、バヌアツの人々が島々を訪れることを妨げていると訴えている。(Radio New Zealand/AUG01, 2023)
バヌアツ
【経済・社会動向】
フランスとの領有権問題解決に期待 (バヌアツ)
2023.08.03