マクロン仏大統領は、来週7月28日に太平洋歴訪の一環としてパプアニューギニアを初めて公式訪問する。AFP通信によると、マクロン大統領の旅はニューカレドニアから始まり、バヌアツ、PNGを巡る。フランス大統領がこの地域のフランス領以外の島々を訪問したことがないため、この旅は「歴史的」なものだと関係者は語る。
マクロン大統領は今回の訪問で、フランスをこの地域に「再認識」させることを目的としたインド太平洋戦略の概要を説明する予定だという。PNGではマラぺ首相と会談し様々な協定に調印し、2国間の関係を強化する予定だという。「マクロン大統領のパプアニューギニア訪問は、特に森林保護、トタルエナジー社などフランスのパプアニューギニアへの投資、太平洋の小島嶼国や地域社会を支援するための資源動員、その他の関連事項の分野において、両国の協力の進展と共通の目標をさらに強固なものにするだろう。」とマラぺ首相は述べた。マクロン大統領は昨年、オーストラリアとの潜水艦契約の破棄をめぐる激しい対立の余波を乗り越え、フランスのインド太平洋地域へのアプローチを再始動させ、中国と米国の争いに支配されるこの地域における均衡を保つ国としてフランスを位置づけようとしている。(Radio New Zealand/JUL18, 2023)