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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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処理水海洋放出に関する太平洋諸島フォーラム事務局およびその専門家との対話(太平洋諸島)

6月10日、東京電力福島第一原子力発電所(FDNPS)のALPS処理水について、太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局とその専門家との間でビデオ会議が実施され、現状についての意見交換が行われた。日本側は外務省、経済産業省、原子力規制庁、東京電力の職員、PIF事務局はManoni事務局次長、Tekitekiガバナンス&エンゲージメント部長、PIF側専門家(Antony M. Hooker, Robert H. Richmond, Ferenc Dalnoki-Veress, Arjun Makhijani)が出席した。会議では、日本側から、ALPS処理水の海洋排出計画について、特に以下の項目を中心に科学的根拠に基づく説明がなされた。(1) IAEAの安全基準について:PIFの専門家からは、IAEAの安全基準における放射線防護の一般原則の正当性・最適化に関する質問がなされた。(2) 代替処分の方法:コンクリート処理、希釈処理共に技術的、法的側面から困難であると日本側が回答した。(3) 放流前の放射性物質の測定について:日本側はIAEA が東京電力の測定精度と技術力を評価する報告書を公表していることを説明した。日本、PIF事務局及びその専門家は、この対話の重要性及び集中的な対話の継続に同意した。日本は、今後もIAEAの審査を受けながら、太平洋諸島の国や地域に対して、透明性が高く、誠実に科学的根拠に基づく説明を続けていくとしている。(Pacific Islands News Association/JUN09, 2023)

https://pina.com.fj/2023/06/09/dialogue-with-the-pacific-islands-forum-secretariat-and-its-experts-on-the-current-status-of-advanced-liquid-processing-system-alps-treated-water-at-tepcos-fukushima-daiichi-nuclear-power-s/