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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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チャールズ国王の戴冠式(太平洋諸島)

チャールズ3世の戴冠式に対する太平洋地域の反応は、おそらく複雑だろうと太平洋地域のジャーナリストが語っている。国王は、ニュージーランド時間の6日の夜、伝統と儀式の華麗な配列で正式に戴冠する。しかし、その華やかさの中にあって、大英帝国には問題のある過去がある。バヌアツ在住のジャーナリスト、 McGarry氏は影響の度合いは、太平洋諸島の各地域で異なると述べる。
「太平洋地域はとても広いので、意見も文化的アプローチも、歴史や遺産も非常に多様だ。ある人にとっては、植民地時代の遺産が他の人よりも少し重くのしかかる。」と述べる。例えば、フランス領地域にとっては戴冠式は「ちょっとした非日常」程度の事だ。また、ソロモン諸島やパプアニューギニアのように、植民地時代の体験が薄い場所では、英連邦のメンバーであることを誇りに思っていても、王政そのものに特別な思い入れはない。他方、例えばバヌアツは植民地時代多くの偏見と差別を持って扱われたことが人々の記憶にあり、また独立運動に参加した人々もいまだに存命だ。そのような人々は独立運動時に弾圧を受けたこともあり、あまり良い感情を持っていないという。但し、太平洋諸島を定期的に訪問してきたエリザベス2世とチャールズ国王に対しては、太平洋島嶼国に対して丁寧で温かみのある人物であるというある種の好意を人々は持っているとMcGarry氏は付け加えた。太平洋の人々は、王室から無視されているとは思ってないが、大多数の人々は、日常生活において王室が特別な役割を果たしているとは思っていないようだ。(Pacific Islands News Association/May06, 2023)

https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/489388/king-charles-coronation-a-range-of-enthusiasm-from-the-pacific