パラオ大統領は、米国との自由連合協定(Compact of Free Association)の再交渉に基づく新しい経済支援策の詳細を明らかにした。パラオは今後20年間で、米国から8億9000万ドルの経済援助を受けることになる。新しい協定では、その時点での交渉に基づいて支援を継続する条項が盛り込まれている。これにより、少なくとも今後20年間は信託基金だけに頼らなくても済むことになる。この支援には、インフラ整備に年間500万ドル、さらにメンテナンスに年間500万ドルが含まれている。また、米国はパラオのCovid19関連ローンの大半を返済するために、年間1000万ドル、協定信託基金に1億ドルの資金を6年間提供し、その成長を維持することを約束した。パラオ自体の経済については、ウィップス大統領は回復への自信を示し、2022年、観光業は期待したほど早く回復していないものの、当初の予想よりも好調だと述べた。(Radio New Zealand/MAY01, 2023)
パラオ
【経済・社会動向】
新協定締結-2倍の額を米国から(パラオ)
2023.05.09