フランス領ポリネシアのフリッチ大統領は、インド太平洋地域での存在感を高めるというフランスの戦略を支持したが、外交だけでは影響力を拡大することはできず、太平洋島嶼国との共同プロジェクトで協力することで強化する必要があると述べた。 この発言は、フランスの前駐バヌアツ大使であり、現在は仏外務省の太平洋地域におけるフランスのプレゼンス強化のための特使としてウェリントンに駐在しているFournier氏に会った後に述べたものだ。Fournier氏の役割は、中国の影響力に対抗するためにパリからパペーテまでの一貫した軸を構築することを目指し、マクロン大統領が2018年に策定した政策方針と連動している。
仏領ポリネシアとニューカレドニアの両方が国連の脱植民地化リストに載っているにもかかわらず、フランスの影響力をこれらの地域に定着させようという動きが出ているのだ。フリッチ大統領は、仏領ポリネシア、クック諸島、ニウエ、サモアが参加するManatua・ケーブル・プロジェクトがこうした協力の一例であると述べた。太平洋諸島フォーラムが力をつけてきている今、フランスが太平洋諸島のやり方に詳しいフォーラムのメンバーである仏領ポリネシアと協力することは好都合だとした。（Radio New Zealand/FEB15, 2023)
仏領ポリネシア
【経済・社会動向】
フリッチ大統領、フランスのインド太平洋戦略を支持（仏領ポリネシア）
2023.02.17