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OACPSが国連の裁判所で気候の正義を求めるバヌアツの決議案を支持 (バヌアツ)

アフリカ・カリブ海・太平洋諸国機構(OACPS)の79の加盟国は、気候変動の悪影響から人々の権利を守るために、国際司法裁判所(ICJ)に勧告的意見を求めるバヌアツの気候キャンペーンを支持する意向であることを示した。OACPSのChikoti事務局長は、バヌアツの気候変動イニシアティブは、太平洋を含む加盟国にとって非常に重要であること述べた。
先週、バヌアツは、気候変動対策に関する国家の法的義務および被害をもたらす結果について、ICJに勧告的意見を求める国連決議案を発表した。国連の主要な司法機関である国際司法裁判所には拘束力はないが、その意見は世界中の訴訟に情報を提供し、国際交渉において脆弱な国の立場を支援することができる。この決議案は、現在および将来の世代のために、気候変動の正義を実現する法的手段を確立することを目的としたものだ。アンゴラ、バングラデシュ、ドイツ、モザンビーク、ニュージーランド、ポルトガル、ベトナム、多くの小島嶼国を含む17カ国の幅広い連合体とともに作成されたものである。「我々は、バヌアツのこのイニシアティブを歓迎し、国連の決議がOACPの人々、特に小島嶼国の人々の期待に応えて好ましいものになることを希望します」とChicoti事務局長は述べた。100カ国以上がこの決議を支持すると表明しており、国連総会での投票でICJに権限を与えるために必要な単純多数決の基準を超えている。バヌアツのVurobaravu大統領は、先月開催されたCOP27気候サミットを利用して、このイニシアチブへの支持を固めた。主要なターゲットのひとつは欧州連合で、支持者の中心グループはこの決議を正式に支持することを望んでいる。
バヌアツは、今週アンゴラで開催されるOACP首脳会議において、OACP加盟国79カ国からの支持を求める予定である。(Pacific Island News Association/DEC07, 2022) https://pina.com.fj/2022/12/07/oacps-to-support-vanuatu-draft-resolution-seeking-climate-justice-at-un-court/