フィジーで、5カ国の軍隊が参加する軍事演習が行われた。カートウィール演習と呼ばれる戦術的野外訓練は、米国とフィジーが主導する多国籍演習で、Nausori高地にて行われた。フィジー共和国軍、太平洋米国陸軍、ニュージーランド国防軍、英国陸軍、オーストラリア国防軍から防衛要員が参加した。この訓練は、都市部とジャングルの両方の環境における軍事能力強化のために実施された。訓練はまた、持続射撃機関銃の実演、部分攻撃と奇襲、敵の間接発砲への対応、倫理的判断のシナリオも含まれていた。TVNZは、フィジー歩兵連隊第3大隊のNagauna少佐が、太平洋諸国は集団行動を必要とする課題に直面している、と述べたことを報じた。「脅威といえば、自然災害、違法漁業、そして、この地域を不安定にしようとする伝統的な非国家主体だ。私たちは、自分たちが一人ではないと感じられるように協力し、彼らも私たちを対等なパートナーとして扱ってくれている。」と、述べた。この演習には、第二次世界大戦中にソロモン諸島で共に戦った同盟国が参加している。ニュージーランド国防軍からは合計55名の兵士が参加した。ニュージーランド陸軍司令官McAslan准将は、ニュージーランドは太平洋地域の軍事パートナーと長年の関係を築いており、彼らと共に訓練する機会を大切にしていると述べた。「今回の演習は、ニュージーランドとは異なる環境での訓練だけでなく、フィジーの文化に浸り、太平洋軍のWhanau(政治的な強い結びつき)と強い職業的・個人的関係を構築する機会にもなる」と述べた。(Radio New Zealand/SEP22, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/475273/fiji-hosts-multi-national-military-exercises
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多国籍軍事演習を開催 (フィジー)
2022.09.26