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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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地震で少なくとも4人が死亡(パプアニューギニア)

パプアニューギニア東部でギニア9月11日マグニチュード7.6の地震があり、少なくとも4人が死亡、負傷し、財産や重要なインフラに損害を与えたと報告された。地震は現地時間午前9時45分頃、パプアニューギニア東部の Kainantuの東約67キロ、Laeの北西約80キロで発生したが、約500キロ離れた首都ポートモレスビーで感じられたと報告されている。地震が発生した場所が離れていたため、被害の全容はすぐには明らかにならなかった。太平洋の「リング・オブ・ファイア」(環太平洋火山帯)に位置するPNGでは地震が頻発しており、地殻プレート間の摩擦により地震活動のホットスポットになっている。政府は死者数を発表していないが、国連アジア太平洋人道問題調整事務所(OCHA)は、少なくとも死者4人、負傷者4人が報告されたと発表した。同事務所のPNG災害管理チームはTwitterに投稿した報告で、MadangのRai Coastの地滑りで1人が死亡し、MorobeのWauで3人が埋まったと述べた。地域の電力網、インターネットケーブル、地域高速道路が被害を受けたが、空港は使用可能であるという。負傷者の一部は即座に治療を受けるため空輸された。パプアニューギニアの住民は、ひび割れた道路、破損した建物や車、スーパーの棚から落ちた商品などの画像や動画をソーシャルメディア上で共有した。国連の報告書によると、落下した建造物やがれきによって人々が負傷し、いくつかの保健センター、住宅、地方道路、高速道路に被害があった。被災地では電力インフラが損傷し、東部高地全域で停電が発生した。国が支援する通信事業者PNG DataCoも海底ケーブルネットワークへの影響を報告し、広範囲で障害が発生した。米国の津波警報システムは地震発生後、警報を発したが、その後、危険は去ったとしている。オーストラリアには当面の脅威はないと同気象局は発表している。2018年には、PNGの人里離れた山岳地帯の高地でマグニチュード7.5の地震が発生し、100人以上が死亡、数千棟の家屋が損壊した。(Radio New Zealand/SEP 12,2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/474568/at-least-four-killed-in-png-quake