ニューカレドニアの会計検査院は、赤字が膨らみ、財政が危機的状況にあることを警告した。フランス高等弁務官事務所の依頼による報告書の中で、同会議所は財政を均衡させるために新しい収入源の検討を促した。報告書によれば全体的な赤字は2017年から2020年にかけて5倍に拡大し、社会福祉保護制度がデフォルトに近い状態になっていることを明らかにした。
それによると、Cafatと呼ばれる地方の社会福祉基金は1億7000万米ドルの構造的な赤字を抱えており、Covid-19のパンデミックによるものが約4500万米ドルを占めていると指摘した。報告書によると、パンデミック発生時に予算が枯渇したため、ニューカレドニアは2020年にフランスからの補助金とフランス開発庁からの2億5700万ドルの融資を受けたという。帳尻を合わせるためには、今年から1億米ドル近い新たな歳入を確保する必要があると付け加えている。（Radio New Zealand/JUN07, 2022)　https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/468657/new-caledonia-public-finances-in-critical-state