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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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食糧不安という課題(太平洋諸島)

気候災害の頻発、海面上昇、Covid-19のロックダウンによる経済的影響などに直面し、食糧不安は太平洋島嶼国にとってますます大きな課題となっている。これは、先週、国連食糧農業機関(FAO)が主催した第36回アジア太平洋地域会議において、太平洋島嶼国政府代表が一貫して発したメッセージである。「パプアニューギニアを含む太平洋地域は、最も脆弱な地域である」と、パプアニューギニアのSimon農業大臣は述べた。バングラデシュのダッカで4日間にわたって開催されたこの会議には、太平洋およびアジアの40カ国とさまざまな国際機関が参加した。「トンガは現在、熱帯性サイクロン、干ばつ、津波、地震に対して世界で最もリスクの高い国の第2位にランクされている」と、トンガのソバレニ首相は述べ、1月15日に発生した壊滅的な海底火山噴火・津波災害からまだ復興作業中の非常事態であることを訴えた。復興費用は1億ドル近くとなる見積もりだ。一方、2月2日、トンガでは、援助船から緊急物資を荷揚げしていた港湾労働者2名により、初のCovid-19の発生を記録し、現在1000人以上が感染しているという。サモアやナウルといったCovid-19感染者がいない国の代表は、たとえ感染発生を免れたとしても、国境閉鎖や食料安全保障の制限による経済的影響は大きいと述べた。ナウルのGadabu商務大臣は、Covid-19の大流行による出荷の混乱が、耕作地が少なく、人口を養うために輸入食品に頼っているナウルの食糧不足を招いたと述べた。ナウルの土地の80%以上は、リン酸塩の集中採掘の歴史により、使用不可能な状態であるという。また、ナウルの問題が国際社会で過小評価されていると主張し、「率直に言って、私たちは国際機関から革新的な取り組みを一度も見ていない。この制度的な問題は、ミクロネシア地域の国々を代表する機関が少ないため、さらに深刻化している。」と述べた。 (Radio New Zealand/MAR17, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/463478/food-insecurity-is-a-growing-challenge-for-the-pacific