Covid-19 オミクロン株の世界的な広がりは、今週、マーシャル諸島、キリバス、パラオでそれぞれ異なる形で現れた。マーシャル諸島は依然として感染が確認されておらず、パラオとキリバスでは、先週初めて感染者が報告された。コロナウイルスへの不安から、マーシャル諸島のマジュロとエバイでは、ブースターワクチン接種の需要が大きく高まっているようだ。一方、キリバスでは、先週の金曜日にフィジーから54人を運んできたチャーター便における感染が発生した。フィジーで2週間検疫を受け、3回の検査で陰性であったにもかかわらず、金曜日にキリバスに到着した後、54人の乗客のうち36人が陽性となった。パラオでは、パラオに到着した旅行者に、何十人もの陽性者が発生しており、地域社会での感染が拡大している。今週半ばのパラオ保健省の報告によると、600人以上が検疫を受けており、陽性者の数は日々増加しているが、Covid-19よる入院はなかったという。感染者ゼロであったパラオで感染が急拡大したことで、少なくとも2週間は学校の授業がすべて停止され、ベラウ国立病院への訪問者の禁止、コミュニティの集まりの制限などが行われている。ソロモン諸島も、パラオ、キリバスに続き、感染者ゼロではなくなり、政府は、ホニアラを「ロックダウン」することを発表した。パプアニューギニアでは、今週初めにオミクロン株の最初の症例が確認されており、政府当局は、今回の症例は入国した旅行者のものであるが、すでにオミクロンのコミュニティ感染が起きていると予想していると述べている。
(Radio New Zealand/JAN21, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/459919/marshall-islands-maintains-covid-free-status-amid-surges-in-neighboring-nations
マーシャル諸島
【経済・社会動向】
近隣諸国でCovid感染者が急増する中、感染者ゼロを継続中(マーシャル諸島)
2022.01.31