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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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人口の85%が噴火の影響を受けると政府が発表(トンガ)

トンガは復興への長い道のりに直面している。人口のほとんどが激しい噴火とそれに続く津波の影響を受け、多くの地域ではいまだに基本的な生活の復旧に追われている。トンガ政府の発表によると、先週末(15日)の火山噴火と津波により、トンガの人口約10万5千人のうち約85%が被災した。トンガ海軍の艦艇がトンガタプ島に戻り、ハアパイ島のグループから緊急医療を必要とする人を搬送した。マンゴ島の62人は、家や荷物がすべて流されてしまったため、ノムカに移された。しかし、ノムカでは食料も水も不足しており、このグループはトンガタプ島に移される予定だ。政府によると、島々の間の電話通信は依然として大きな課題であるが、いくつかの島では無線を使って通信しており、通信を支援するために新しい無線局が設立されているという。オーストラリア、イギリス、日本、アメリカの船が、物資や人員を積んでトンガに向かっており、ニュージーランド海軍の船も来ている。すでにニュージーランド海軍の船2隻とフィジーの船1隻がトンガに到着しており、ニュージーランドからはC-130ハーキュリーズで2回の物資輸送が行われた。トンガの国家危機管理センターによると、援助を必要としている人々からの主な要望は、やはり清潔な水だという。トンガ議会議長のファカファヌア氏は、国際的な支援を非常に必要としていると述べた。大富豪のイーロン・マスク氏は、インターネット端末の提供という形で支援を申し出たと報じられている。 (Radio New Zealand/JAN23, 2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/460032/tongan-eruption-85-percent-of-the-population-impacted-government