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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ニッケル価格の上昇が経済見通しを後押し(ニューカレドニア)

ニューカレドニアのニッケル生産者は、需要の増加と在庫の減少を背景に、ニッケル価格の急激な上昇に支えられている。ロンドン市場では、ニッケルの先物価格がこの1カ月で21%上昇し、1トンあたり24,000米ドルを超え、2011年以来の高値となっている。ニューカレドニアの最大の民間企業であるニッケル会社SLN社のフランスの親会社であるエラメット社の株価は、今月初めから37%も上昇している。SLN社は赤字に悩まされていたが、この価格上昇は、他の生産者と同様に価格の低迷に苦しんでいた北部州のKoniambo工場にも影響を与えている。10月には、南部州のプロニー・リソーシズ社が、自動車メーカーのテスラ社とバッテリー用に42,000トンのニッケルを供給する契約を結んだ。今回の価格上昇は、最近のウクライナ情勢との関連も指摘されており、ロシアのニッケル生産者からの供給が軍事衝突による影響を受けることへの懸念によるものだという。ニッケルは、ステンレス鋼の生産に使用され、携帯電話やバッテリーにも使用されている。ニッケルはニューカレドニアの輸出のほぼ90%を占めている。(Radio New Zealand/JAN24,2022)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/460090/nickel-price-rise-boosts-new-caledonia-economic-outlook