キリバス政府は、ユネスコ世界遺産に登録されている海洋公園を、歳入を増やすために商業漁業に開放した。2006年に設立された40万平方キロメートル以上の広さを持つフェニックス海洋保護区は、2015年に漁業が禁止された。
政府によると、2015年以降、この禁漁により漁業ライセンスからの収入約1億5000万米ドルを損失していた。この損失は、国の開発ニーズに反するものだとし、生物多様性を保護するためのキリバスの取り組みは、人々の生活を向上させるための行動とのバランスをとる必要があると述べた。また、政府は声明の中で、海洋保護区を開放するという決定が外部からの影響を受けているといううわさは不正確で偽善的であると述べ否定している。
(Radio New Zealand/NOV16, 2021)　https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/455812/kiribati-opens-phoenix-marine-reserve-for-commercial-fishing