昨年からニュージーランドにタロイモを輸出しているニウエ人のビジネスマンが、オークランド市場に向けて商品を拡大している。Etuata氏がタロイモの輸出を始めたのは、Covid-19のパンデミックによりニウエの観光業が停止し、タロイモの需要が高まったためだ。当初、Etuata氏は試験的に少量をニュージーランド航空で輸送していたが、今では20キログラムのタロイモ袋を数百個コンテナに詰めている。このタロイモのビジネスは、ここの古い生産者たちとの話し合いから生まれたもので、彼らはニウエを訪問する観光客だけに頼っていたので、収入を得る必要があると考えた末の策だという。
Covid-19が発生して以来、ニウエへの観光客は皆無となってしまったので、このタロイモの輸出はニウエのほとんどの人々にとっての救世主だとEtuata氏は語った。また、オークランドに住む何万人ものニウエ人に向けて、冷凍ワカサギやその他の商品を送っているが、量的にはオークランドの様々な市場の表面をなぞっているに過ぎないと感じているという。
オークランドでは、さまざまな市場を開拓しておりニウエの地元の人たちが食べているココナッツ粥や、ニウエの珍味であるタキヒを、容器に少しずつ入れて持ちこんでいるという。観光客が戻ってきても、タロイモを栽培する人が増えているので、彼のビジネスには大きな影響はないだろうと語った。
(Radio New Zealand/SEP28, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/452412/niuean-taro-exporter-broadening-portfolio