バヌアツの野党のリーダーであるRegenvanu氏はオーストラリアに対してカヴァの生産をしないように訴えている。オーストラリアにおいてはまだ輸入禁止となっていないカヴァをクイーンズランドで栽培するという計画を受けての発言だ。「オーストラリアでのカヴァの栽培を違法としてほしい。そしてバヌアツからのカヴァの輸入については合法としてほしい。これがバヌアツから他の太平洋諸島の国々に対してのお願いだ。」と述べた。オーストラリアでカヴァの栽培が許可されれば、巨大なマーケットへのバヌアツのカヴァの輸出量が減ってしまう事を危惧している。ポートヴィラのカヴァ生産者代表のSanibo氏も、郊外の人々にとってはこの計画は大打撃だと述べ、オーストラリアは広大な土地で機械化してカヴァを生産する計画の一方で、バヌアツのカヴァは郊外の村でほとんど人の手で育てられておりそうした人々の主たる収入源であることを強調している。また、バヌアツ政府もそうした小規模のカヴァ生産農家の利益を守るべきだと訴えている。(Radio New Zealand/AUG21, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/449662/commercial-production-of-kava-in-australia-will-badly-affect-vanuatu
バヌアツ
【経済・社会動向】
オーストラリアにおける販売目的のカヴァの生産が悪影響(バヌアツ)
2021.08.30